過去写真集

 

 

 

7月30日(土)甲突川河畔で「傘焼き」が行われました。

普段は静かに流れる甲突川の中に造成された特設の台場に約200本の傘を使用して作られた高さ約8メートルの和傘のやぐらが、そびえていました。
色とりどりの傘で組み上げられたやぐらは美しく、それだけでも見応えのあるものです。

19:15今年の「曽我どんの傘焼き」が始まりました。
しかし、火を放つにはまだ明るすぎます。会場には傘焼きの云われ等の解説がながれます。

傘焼きに駆けつけてくださった、薩州館、薩摩神刀館のみなさまの剣舞が会場に詰めかけた観客の心を和ませます。
そして、同じく傘焼きを盛り上げるべく駆けつけてくださった野太刀自顕流の皆様の気合いの入った声が、あたりに響き渡り薩摩の心を沸きたたせ薩摩魂が否応もなく高ぶっていきます。

自顕流のみなさまの気合いあふれる声が闇に吸い込まれるころ、いよいよ傘焼き隊が「曽我兄弟の歌(狩り場の嵐)」を歌い上げながら入場して来ました。
白い締め込みに赤い陣羽織、肩には市民等から提供された傘を担いでの力強い入場です。

歌い上げのあと、手に松明を持ち やぐらの周りを回ります。
その松明をやぐらの根元に投入して点火。
一瞬の静寂があたりを包み、傘焼き隊も観客もやぐらを見つめます。やがてやぐらの中が火を灯したように明るくなったかと思うと頂上部から火柱が現れ最上部の傘をめざして炎が龍のごとく立ち上ります。
詰めかけた観客からもため息のような歓声が響き渡ります。

上部は立ち上る炎、中程はあんどんの様に傘の模様が浮かびあがり、下部は静寂に暗闇の中で炎に包まれるのを待つ。3つの光景が一つのやぐらの中で同時に観られます。

やがて、火はやぐら全体を包み込みました。
傘焼き隊は用意してたいた傘を開いて次々に炎の中に投げ入れて行きます。
火の粉をかぶりながら、それでも勇敢に炎に立ち向かい、人より中に、人より炎に近く、勇気を試すように炎に立ち向かって行きます。稚児たちもそんな二才(ニセ)達に負けずに炎に挑んでいきます。

やぐらに200本、投げ入れた傘200本、合計400本の傘が燃え尽きる頃、今年の「傘焼き」おわりました。

甲突川には元の静寂がもどり、心地よい風が吹いていました。

鹿児島に暑い夏がやってきます。

沢山の皆様の御来場ありがとうございました。

来年の傘焼きも沢山の方々の御来場をお待ちしています。
傘焼き隊として参加を希望される方は、鹿児島三大行事保存会までお問い合わせ下さい。

mail: satumahan777@yahoo.co.jp

写真提供:濱園茂樹氏

28年度「曽我どんの傘焼き」

27年度「曽我どんの傘焼き」

26年度「曽我どんの傘焼き」

23年度「曽我どんの傘焼き」

21年度「曽我どんの傘焼き」

20年度「曽我どんの傘焼き」

19年度「曽我どんの傘焼き」

18年度「曽我どんの傘焼き」

17年度「曽我どんの傘焼き」

16年度「曽我どんの傘焼き」

15年度「曽我どんの傘焼き」

14年度「曽我どんの傘焼き」