曽我どんの傘焼き

鹿児島三大行事のひとつ「曽我どんの傘焼き」が、7月21日甲突川河畔で行われました。
曽我兄弟の仇討ちに事を発し、毎年行われるこの行事は、今ではすっかり鹿児島夏の風物詩として定着しています。

 傘焼きの行われる1週間前には、維新ふるさと館にて、傘開きが行われ、多くの市民が実際に焼く傘を日干ししました。

 今年は、新しい試みとして、プレイベントとしてリバーサイドコンサートや、和灯り幻想と名うった和傘と光をつかったオブジェが会場を飾り、市民の目を楽しませていました。

 また例年通り、「菊池流剣詩武道」の皆様や薩摩に伝わる剣術「薬丸野太刀自顕流」の方々が、見事な舞や演武を披露し、傘焼きの雰囲気を盛り上げてくださいました。

7月になると、夕暮れもだいぶ遅くなってきます。それでも演武などを観ながら今や遅しと待っている間に、あたりはすっかり宵の闇に包まれてきました。

やがて、ふんどしに身をつつんだ「ニセ」や「稚児」が松明を手に「曽我兄弟の歌」を歌いながらやぐらの周りを回り出します。
いよいよ着火。積み上げられた約400本の傘は、瞬く間に炎に包まれ闇を明るく照らします。
火の粉が舞い、熱風が襲ってきます。それでも「ニセ」や「稚児」は 手に手に傘を広げ持ち 勇敢に火の中に投じていました。
稚児はおそるおそるながらも、ニセと一緒に火に向かって行きます。ニセは稚児を見守りながら、体で傘焼きを、ひいては薩摩の精神を教え導いているようでした。

 

令和6年度「曽我どんの傘焼き

令和5年度「曽我どんの傘焼き

令和4年度「曽我どんの傘焼き

令和3年石橋記念公園「曽我どんの傘焼き」

令和3年度「曽我どんの傘焼き」

令和2年度「曽我どんの傘焼き」

令和元年度「曽我どんの傘焼き」

30年度「曽我どんの傘焼き」

29年度は台風のため中止

28年度「曽我どんの傘焼き」

27年度「曽我どんの傘焼き」

26年度「曽我どんの傘焼き」

23年度「曽我どんの傘焼き」

21年度「曽我どんの傘焼き」

20年度「曽我どんの傘焼き」

19年度「曽我どんの傘焼き」

18年度「曽我どんの傘焼き」

17年度「曽我どんの傘焼き」

16年度「曽我どんの傘焼き」

15年度「曽我どんの傘焼き」

14年度「曽我どんの傘焼き」

鹿児島三大行事保存会(曽我どんの傘焼き)ホームページ