いつもは鹿児島市の中心部を静に流れる甲突川の中央に鹿児島地域振興局のお力で土がもられ台場が作られました。「曽我どんの傘焼き」の舞台です

台風12号の接近に伴い前日まで開催が危ぶまれていましたが、協議の結果実施を決定し、当日は早朝より「やぐら」の組み立て作業が始まりました。
しかし、風は強く「幟」は真横に揺らぐような時間帯もあり、開催できるのか不安を持ちながらの作業となりました。

午後やっと完成した「やぐら」の上には完成を祝うかのように月も見物に来ていました。

日が沈みやっと涼しさを感じられるようになった会場には、今年も「傘焼き」を盛り上げるために、「薩州館」「薩摩神刀館」「薬丸野立自顕流」の皆様が駆けつけて下さり、力強い気迫あふれる剣舞と演武を披露して頂きました。
剣舞にも自顕流にも稚児たちが参加しており、鹿児島の伝統は守られていました。
締め込み姿に赤い陣羽織の傘焼き隊が、傘を担ぎ「曽我兄弟の歌 狩り場の嵐」を歌いながら入場するといよいよ「傘焼き」の始まりです。

たいまつを手に「傘のやぐら」の周りを廻り点火!。
しばらくの静寂のあとやぐら全体から白い煙が立ち上り、傘の絵柄や骨がシルエット様に浮かび上がり、やがてやぐらの頂点より火柱が吹き上がると、炎はやぐら全体を包み龍の様に暴れ回ります。

締め込み姿の「稚児」や「ニセ」「兄にょ」達は、燃えさかる炎のやぐらに向かい次々と傘を投入していきます。彼らの上には火の粉が降り注ぎますが、臆することもなく勇敢に炎へと突進します。
まだまだ幼い稚児らも「ニセ」らに習って傘を手に突進します。
そもそも薩摩独特の郷中教育はこのように「兄にょ」から「ニセ」、「ニセ」から「稚児」へと体験を通じて教え伝えられて行くものです。

やがて、炎も下火になり甲突川がもとの静寂を取り戻す頃、今年の「傘焼き」も無事に終了。
そして、鹿児島には暑い夏がやってきます。

燃えさかる炎に立ちむった「ニセ」と「あにょ」達。


沢山の皆様の御来場ありがとうございました。

来年の傘焼きも沢山の方々の御来場をお待ちしています。
傘焼き隊として参加を希望される方は、鹿児島三大行事保存会までお問い合わせ下さい。

mail: satumahan777@yahoo.co.jp

写真提供:松木大作氏 濱園茂樹氏 松山幸義氏 有村和文氏 

28年度「曽我どんの傘焼き」

27年度「曽我どんの傘焼き」

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