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令和8年7月19日(日)
夏休みに入ったばかりの、県立石橋記念公園には子供連れの御家族が沢山訪れ、暑さを和らげようと、いつものように水遊びを楽しんでいらっしゃいました。
ただ、いつもと違ったのは西田橋の下で作業着姿の男たちが古傘を広げていた事です。
約200本の色とりどりの和傘で、傘のやぐらが作られていきます。
興味津々に見上げるお子さんもいらっしゃいます。
子供だけでなく、大人にとってもこんなに沢山の和傘を見ることは、滅多にないでしょう。
今夜は、ここで鹿児島の伝統行事「曽我どんの傘焼き」が行われます。
日が陰り、灼熱の空気が少しだけ涼しくなったころ、「傘焼き」が始まりました。
春日流壽毬会の舞踊「薩摩の傘踊り」。丸に十の字の特注傘を手に岩崎3姉弟が舞います。
♪燃えよ燃えよ曽我どんの傘焼き♪と歌います。
薩摩神刀流神刀館の中島成洲さん、山本鶴洲さんによる剣舞「曽我兄弟」「城山」の披露。
和傘の前での力強い剣舞は絵になります。
薬丸野太刀自顕流保存会の皆様による、薩摩に伝わる剣術、自顕流の披露。
迫力ある演武で「傘焼き」を盛り上げてくださいます。今年入門したという稚児2人も、可愛くもあり、そして勇ましく演武してくれました。
辺りが夕闇に包まれようとしているころ、西田橋に目をやると、締込み姿の男衆が古傘を担ぎ会場へと向かってきます。
やぐらの前に勢ぞろいした傘焼隊の姿は、これから始まる傘焼きへの期待を高めます。
小薗傘焼隊長の手にした松明代わりの和傘に火が点され、傘焼隊の面々が持つ松明へ火が移されます。男たちは松明を手にやぐらの周りをまわります。
松明がやぐらの奥へ投げ込まれ点火。しばらくの静寂の後テンペンから炎が吹き上がり、やぐらは火に包まれました。
暗闇に傘のやぐらが浮かび上がり、同時に熱風があたりを包みます。
傘焼隊は勇敢に火にむかい古傘を次々に投げ込んで行きます。
次第に火の勢いが治まり、会場に野津前会長の「たにしどの」の歌声が響き渡り、今年の「傘焼き」も終演を迎えました。
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