鹿児島三大行事とは、「妙円寺詣り」「赤穂義臣伝輪読会」そして「曽我どんの傘焼き」の3つをいう。
妙円寺詣り
関ケ原合戦で敵中突破し、何とか帰国した島津義弘の苦難をしのび、鹿児島市から、義弘の菩提(ぼだい)寺・妙円寺跡の徳重神社までの20キロを歩く。
例年10月第4日曜日に実施され、多くの市民等が参加する。
赤穂義臣伝輪読会
浅野内匠頭が江戸城内で吉良上野介に刀を抜いた事で、切腹を命ぜられた。その後、家臣達が主君の仇を討つ。
鹿児島では、「主君に対する忠」の教材として郷中教育の中で取り入れられた。
現在では、いくつかの学舎で行われている。
曽我どんの傘焼き
曽我兄弟が親の仇討ちを果たしたときに、傘をたいまつ代わりにして陣屋を進んだという故事にちなんだ行事(諸説あり)。 現在では曽我兄弟の霊を慰めると共に、御霊信仰の火祭りとして風水害や疫病を鎮める行事として実施されている。
毎年7月に県立「石橋記念公園」にて、古傘を積み上げてやぐらを造り、夜の闇がせまったころ火を放つ夏の風物詩として定着しつつある。
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